コロナ禍で変わる観光様式…オンライン体験
新型コロナウイルスの流行によって大きく変わってしまった世の中。全世界で未だ収まることのないパンデミックの中で、観光業は新たな道を模索しています。
国内外の人の移動が制限されるコロナ禍で、これまでと同じような旅行はできません。
そんな中、新たな観光様式として今注目を浴びているのがオンライン体験です。
国内では「オンライン宿泊」というビデオ通話ツールのZoomを用いたオンライン上での宿泊体験が話題になりました。宿主や同じ日に予約した参加者の人達とオンライン上で繋がり、自宅でお酒を飲みながら宿の様子を案内してもらったり、参加者同士で旅の話で盛り上がったりと好評だったようです。現在ではGoToTravelキャンペーンの影響もあり、少しずつではありますが国内での人の動きが出てきたので、「オンライン宿泊」を実施しているところは少なくなりました。
今回は現在参加者を募集している「オンラインツアー」と「オンライン体験」についてご紹介いたします。
オンラインツアー
「オンライン宿泊」が各ゲストハウスごとで実施しているのに対して、各旅行会社で打ち出されているのが「オンラインツアー」です。
こちらもZoomを用いて行われ、料金は500円程で参加できるものから、ギフト(ご当地ワインや食べ物等)が付いて万を超すプランもあります。
内容も様々で、現地ガイドさんが画像や動画を使って案内をしてくれるものや、ライブで案内してくれるものがあります。
普段あまり団体ツアーに参加しない方でも、オンラインツアーで現地情報を確認して次回の旅に備えることもできます。
現地ガイドさんとの交流もあり、実際に海外旅行をしているかのような雰囲気にしてくれます。
オンライン体験
民泊で知られるairbnbでは現在オンライン体験を実施しています。元々airbnbでは民泊の他に体験もありましたが、コロナ禍でZoomを使ったオンライン体験をも実施するようになりました。
こちらの体験は、オンラインツアーと同じようにオンライン上で観光地を案内してくれるものから、料理やヨガ、占い、マジックショーなど体験の種類はさまざまです。
中にはプロのダンサーや音楽家達から学ぶことができるものや、本場ブロードウェイの舞台裏バーチャル体験というものもあります。
世界中の色々な国の人が「オンライン体験」を提供し、参加者の国籍も様々です。
飛行機に乗らずに世界中の人と交流ができ、同じ体験が出来るので人気の一つとなっています。
ただ、時差の関係で日本から参加できる時間帯が限られていたり、英語が出来ないと難しいかもしれません。
「オンラインツアー」を出している旅行会社では、日本語での「オンライン体験」も出しているところもあります。英語が苦手な方は日本の旅行会社が出している「オンラインが体験」に参加してみるのもいいですね。
まとめ
コロナウイルスの流行により、限られた状況下で何が出来るか。対面での接客を主とする観光業の方々は本当に試行錯誤しながら色々なことを試しています。
オンラインでここまで楽しめるのなら、「アフターコロナもオンラインで満足してしまい人が戻って来ないのではないか」と心配する方もいらっしゃいます。
しかし、実際に体験するとそれはないとはっきりといえるでしょう。多くの人が旅行やエンターテイメントを前と同じようにリアルで楽しめることを求めています。
「オンラインツアー」や「オンライン体験」へ参加することで、事前にガイドやホストの方々の素敵な人柄を感じ、その土地の文化や人々についての知識が深まると、実際に行ってみたいという気持ちになります。コロナが収まったら行こうと思っている国の事前リサーチとして参加している人も多いようです。
まだ参加したことがない方は、是非一度オンラインでの参加をしてみてはいかがでしょうか。
【オンラインツアー・オンライン体験を予約できるURL】
・H.I.S.
・JTB
・TABICA
・あうたび
・ベルトラオンラインアカデミー
・Japan Wonder Guide
・airbnb