女性と営業職について
営業職と聞くとどうしても男性向きの仕事とイメージする人が多いようですが、実際には女性も多く活躍しています。
新規営業の手法別種類
・テレアポ営業
テレフォンアポイントの略称のとおり、電話で訪問営業の前の顧客と会う約束の取り付けを行うことをいいます。目的は顧客と合う約束なので、商品やサービスの具体的な詳細説明や提案をする必要はありませんが、「会って話を聞いてみたい」と思わせるような魅力的で簡潔な説明をする必要があります。
・訪問営業
企業や個人宅など顧客先へ実際に足を運び、対面で商談を行うことをいいます。事前に電話でアポイントを取ってから伺うことが多いですが、「飛び込み営業」という事前のアポイントなしで行うものもあります。「飛び込み営業」は顧客が商品やサービスに興味があるかどうかもわからず、さらには心の準備も出来ていないため拒否されることが多く、あまり効率的とは言えません。
・反響営業
雑誌や新聞のチラシ、テレビやラジオ、インターネットなどを通して広告宣伝し、それに対して興味を持って問い合わせをしてきた顧客に対して案内を行うことをいいます。ターゲットを絞った広告宣伝により事前に商品やサービスに対して興味を持っている顧客のため、案内がしやすく成約に結び付きやすいです。
男性脳と女性脳
男性と女性では脳の構造に違いがあり、対照的な特徴があります。
男性脳 |
女性脳 |
・結果重視
・シングルタスク
・倫理的/理性的
・革新的
・悩みは人に話さず自己解決
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・プロセス重視
・マルチタスク
・感情的
・保守的
・悩みは人に話すことでスッキリ
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このような男性脳と女性脳の違いを分かっていれば、営業先の相手が男性であるか女性であるかでアプローチ法を変えることができ、商談が上手く進むこともあります。
女性脳の担当者には、どんなことで困っているか相手の話を聞き、その話に共感しながら自社のサービスを使った他の顧客からの評価など入れて説明をすると良いでしょう。
また、男性脳の担当者には、サービスを使ったことによる効果や結果などを数字や根拠交えて説明するほうが良いでしょう。
他にない新しいサービスには、革新的な男性脳は我先に新しいサービスを導入しようとなりますが、保守的な女性脳はより現実的に考え「周りの様子を見てから...」となかなか重い腰が上がりません。
女性が営業職に就くことの強み
結果重視で感情が入らない男性はスピード間があり確かにビジネスに向いていますが、女性ならではの視点や気配りから新しいアイデアが生まれたり、顧客からの信頼を得られることもあります。そこで、女性が営業職に就くことの強みをご紹介します。
・共感性:男性が結果重視で目標達成にこだわることに比べて、女性は結果までのプロセスを重視し、「お客様のためになんとかしたい」と相手の気持ちに共感しながら提案していくので、相手の警戒心も和らぎ、信頼へと繋がります。
・気配り上手:一点集中型の男性に対し、女性は全体を見て細かい部分に気づける人が多いです。お客様との小さな約束をきちんと覚えていたり、相手の気持ちを敏感に読み取り一つ一つ丁寧に何度でも対応することでお客様にも良い印象が残ります。
・協調性:男性は競争心が強いので、どうしても我が我がとなりがちですが、女性は他者との調和を図り一緒になって頑張ることが出来るので、チームとしてのパフォーマンス力を上げることが出来ます。
まとめ
営業職と聞いて男性をイメージしていた方も、女性が営業職に就くメリットを想像することができたのではないでしょうか。また、今まで営業職に就いたことがない方も、例えば販売接客など商品をお客様におすすめして購入していただくようなお仕事をしたことがある方は、営業としてもその経験を活かすことができます。是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。