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CAから異業種への転職|転職のタイミングや活かせるスキルとは?

日本の女性にとって憧れの職種の一つであるCA(客室乗務員)ですが、この狭き門を通って手にした職を離れる決断をする人は意外と多いです。

今回は現在転職を考えているCAの方や元CAの方に向けて、転職のタイミングや適した職種などについてご紹介いたします。


憧れの仕事を離れる理由

転職のタイミングや年齢

エージェントから見た元CA(客室乗務員)の主なスキル

CAからの転職に適した職種

まとめ


憧れの仕事を離れる理由

CA(客室乗務員)というと、容姿端麗で一見華やかな職種のようですが、実際の仕事内容は体力的にも精神的にもハードです。CA(客室乗務員)として長く勤めている方もいますが、20代で転職を考える人も少なくありません。転職を考える理由は以下5つが多いようです。

1.体力的に限界が見えた

国内線では一日に何本も乗務し、国際線では長時間フライトや時差があるなど、拘束時間が長く不規則な勤務体系に体が悲鳴をあげている人は多いです。また、お客様の手荷物の収納お手伝いや、意外と重量のある機内食用カートなど、機内でのサービスは体力仕事です。年齢を重ねても長く働ける仕事に就きたいと転職を考える方が多いです。

2.女社会の人間関係

これは外資系より日系の航空会社に多いようです。日系の航空会社では容姿が重要とされることもあり、キレイな方ばかりですが、やはり女性の職場ならではの悩みが多いと聞きます。相性もあると思いますが、お局様から潰されてしまう新人CA(客室乗務員)もいるようです。。。

3.仕事内容に対して給料や待遇が見合っていない

かつては年収1000万円を超える人もいたと言われるCAですが、年々減り続け近年では初任給が17万円ほどだったり、非正規雇用で時給で働いているCA(客室乗務員)も多いです。先に述べたような激務に対し、給与や待遇が見合わないと判断して辞める方も多いです。

4.結婚や出産等のライフイベント

結婚を機に家庭に入ったり、妊娠・出産によりCA(客室乗務員)として働くことが難しくなったり、パートナーの転勤について行くなど、他職種と同様ライフイベントによって辞める方もやはり多いです。

転職のタイミングや年齢

CA(客室乗務員)から他の職種へ転職する場合は、一般的な転職と同様30代前半までの転職をお勧めします。​​​​​​​​​​​​​​日系から外資系、外資系から日系などCA(客室乗務員)からCA(客室乗務員)へ転職する方もいますが、先に述べた理由で退職をする方は全く違う職種でポテンシャル採用での転職となります。潜在能力を重要視し、今後大きな成長が期待できる人材の採用となるポテンシャル採用は、どうしても20代~30代前半の方が対象となることが多いです。CA(客室乗務員)に限らず他の職種でも言えることですが、30歳を過ぎての未経験採用はハードルが高くなります。もちろん、会社や仕事内容によっては30代以降でも歓迎ということもありますので、転職ができない訳ではありません。しかし、それなりの経験が求められたり、給与や待遇が下がってしまう可能性も覚悟しなければいけません。


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エージェントから見た元CA(客室乗務員)の主なスキル

1.環境適応能力

毎回違うお客様なだけでなく、フライトメンバーや目的地も違うため、フライト毎に適した対応が必要となり環境適応能力が高いです。

2.時間管理能力

シフト制で毎日の勤務時間がバラバラで、また発着時間管理や搭乗手続き業務により時間管理能力がついています。

3.コミュニケーション能力

年齢や性別、国籍など関係なく様々なお客様の対応をするため、コミュニケーション能力に優れています。また、国際線経験者は英語力も高いです。

4.マルチタスク能力

CA(客室乗務員)の仕事は、緊急時の対応・安全確保など保安業務からはじまり、その他サービスや多岐にわたるマルチタスクをこなせないと務まりません。そのため訓練で徹底的に学び考え、実務では常に的確な判断を求められ、応対してきたことによりマルチタスク能力が高いです。

5.質の高い接遇能力

​​​​​​​おもてなしに対する考え方や心構えを学び、立ち居振る舞いや言葉遣い、身だしなみ、国際的に通じるマナー、聞き取りやすいアナウンスなど、美しい所作による質の高い接遇力が身についています。


CA(客室乗務員)の職歴を生かせる職種

コミュニケーション力・時間管理能力・ホスピタリティ力に優れているCA(客室乗務員)は決して他の職種での転職が難しいわけではありません。

1.受付・コンシェルジュ(企業受付・総合受付・マンションコンシェルジュ)

CA(客室乗務員)同様に華やかさがあり、CAの転職先としてもっとも選ばれやすいです。ビジネスパーソン含め様々な方の応対に慣れていて、ホスピタリティ力もあるので採用側とのマッチング率も高いです。​​​​​​​事務的な業務も付随しますので、基本的なパソコンスキルは必要となります。土日祝日休みの会社もありますので、不規則な勤務形態が理由で退職された方が選ぶ傾向あります。

2.接客(セールス)職

顧客対応力や仕事のスピード感も求められますが、CA(客室乗務員)はコミュニケーション力があり、飛行機の離発着時までにこなす業務の処理スピードは速くないと務まりません。会社によっては機内販売での目標設定額があるので、そういった経験も含めPRポイントが多いと言えるでしょう。

3.ホテルフロント

国際線で活躍していたCA(客室乗務員)は、コミュニケーション力の他、英語力もあります。ホテル業界では海外からの観光客増加に伴いより英語が出来る人材が求められるようになりました。さらに英語だけでなくCA(客室乗務員)の洗練された接客はホテルフロントで重宝されます。日勤だけの勤務形態があるホテル求人も出ているので、不規則な勤務形態を理由に退職された方からも選ばれています。

4.起業

行動力のある方が多いので、CA(客室乗務員)としてのキャリアを生かしてエアライン講師やマナー講師として起業する方が多いようです。

その他、秘書や事務職へ転職される方もいますが、実務経験が必要となることもあるので、ハードルが高くなります。


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まとめ

体力面や精神面、ライフイベントなどで転職を考える方が多いですが、20代のうちに将来を考え、CA(客室乗務員)として長く働いていくのか、転職をするのか決断することをお勧めします。
弊社では元CA(客室乗務員)の方からのご相談も多く、再就職先としてCA(客室乗務員)の経験+英語が生かせる外資系グループの総合受付が人気です。転職成功者へのインタビューでは、実際にCA(客室乗務員)から転職に成功した方の声も掲載しています。よろしければこちらもご覧ください。

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