サービスアパートメントとは
近年、東京を中心によく耳にするようになったサービスアパートメントですが、実際にどういったものなのか、はっきりと分かっている人は多くないようです。
今回はこのサービスアパートメントについてホテルや一般賃貸との違いなども含めてご紹介していきます。
サービスアパートメントとは
サービスアパートメントは、家具や家電の揃った住居にハウスキーピングやコンシェルジュのサービスが付き、光熱費や水道代、インターネット代などは全て賃料に含まれた、中長期型滞在物件です。
ホテルとの違い
ラグジュアリーな空間やコンシェルジュ、ハウスキーピングなどのサービスはホテルのようです。しかし、サービスアパートメントは中長期滞在者向けのサービスなので、食器や調理器具、冷蔵庫等が備わったキッチンや洗濯機があるので、自炊をしたり洗濯を自室ですることが可能です。ホテルよりも広々とした空間で過ごすことが出来るのもメリットです。
ホテルが短期滞在者が多いことに比べ、サービスアパートメントは1ヶ月以上の入居契約が多く、1年以上の契約も可能です。
また、お金を払えば必ず滞在できるホテルに対し、サービスアパートメントは入居の際に審査や契約手続きがあることが多いです。
一般賃貸との違い
一見、家具付き・コンシェルジュ付きの一般賃貸物件と変わらない感じですが、礼金や仲介手数料がなく、光熱費や水道代、インターネット代が賃料に含まれているところは一般賃貸とは違います。また、日本では2年契約が一般的な賃貸契約ですが、サービスアパートメントは数日・数週間といった短期での入居が可能です。最近では1泊から滞在できるサービスアパートメントもありますが、コスト面を考えると、長期滞在のほうが良いでしょう。
どのような人が使っているの?
ホテルと一般賃貸の中間のようなサービスですが、実際にはどのような人が使っているのでしょうか。主には外資系企業や日系グローバル企業から東京支社へ数か月~年単位で出向する社員の方が活用しています。また、日本人でも海外からの一時帰国や国内出張、自宅のリフォームや立替えなどの期間にサービスアパートメントを利用しています。
まとめ
ホテルのようなサービスに自炊や洗濯ができる広々とした部屋は、ホテルと一般賃貸の良い部分を兼ね揃えていますね。長期で考えた場合、ホテルよりは割安で一般賃貸よりは割高ですが、家電や家具が揃っていて入居当日から生活が出来ることや、2年契約の縛りがないことなどを考えると、メリットが多いのではないでしょうか。引越しを考えている方の仮住まいとしても良いですね。個人・法人問わず新たな滞在スタイルとして、幅広い活用が期待されます。