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普通の警備とは違う!?データセンターでの警備(セキュリティアテンダント/セキュリティオフィサー)の仕事とは

警備員やセキュリティスタッフと聞くと、誰もが想像するのはビルの前や入口に立っている姿を思い浮かべ、あまりパソコンを使った仕事をしたりお客様と会話をするような機会はないように思いますね。

今回ご紹介するデータセンターでの警備(セキュリティアテンダント/セキュリティオフィサー)の仕事は、一般的な警備員とは違い、パソコンでのデータ管理・システム入力をしたり、受付したお客様を施設内へご案内する役目もあります。まずは、データセンターがどういう施設なのかを知っていきましょう。

※セキュリティアテンダントとセキュリティオフィサーは会社により呼び名が違いますが、基本的には同じ意味です。



データセンターとは

セキュリティアテンダント/セキュリティオフィサーの仕事内容

仕事に就く前に...

データセンターでのセキュリティアテンダント/セキュリティオフィサーの年収

セキュリティアテンダント/セキュリティオフィサーに向いている人物

セキュリティアテンダント/セキュリティオフィサーになるには

まとめ




データセンターとは

データセンターとは、各種のコンピュータやデータ通信などの装置(サーバーやネットワーク機器)を集積化して設置・保管・運用することに特化した建物です。

電力やネットワークコネクティビティ、自然災害など厳しい立地条件があり、日本で全ての条件を満たすエリアは首都圏や関西圏の一部に限られています。データセンター内にある情報通信機器は24時間365日、ダウンタイムなく稼働させる必要があり、運用やセキュリティには高い水準が求められます。入口からサーバーを収納するラックが並んだデータ管理室(サーバー室)までには何重ものセキュリティチェックが行われます。

セキュリティアテンダント/セキュリティオフィサーの仕事内容

データセンターは一般の人がふらっとは入れるような施設ではありません。出入りする人物の情報は予め知らされ、セキュリティカードを登録し、受付では身分証チェックや持込禁止品の検査、サーバー室へはお客様と一緒に行きご案内します。

■事務業務
・来社する予定の企業や顧客のデータ入力、セキュリティカード登録
・出入りした人の記録をシステムへ入力
・クライアントや上長への業務内容報告

■受付・セキュリティチェック業務
・施設に出入りする人の身分証のチェック
・予定通りの出入りかをリストに沿って確認
・持込禁止品の検査

■施設内の巡回(セキュリティ保全業務)
・お客様へのご案内
・各所への連絡・報告

仕事に就く前に...

セキュリティアテンダント/セキュリティオフィサーの仕事は、まず実際に業務に就く前に警備業法で義務付けられた「基本教育」と「業務別教育」の2種類の研修を受けます。研修では、警備の仕事に関わりのある法律や心構え、事故が発生したときの対処方法や護身用の道具の使い方、救命措置を習得します。法律で義務付けられたこの研修を受けないと警備の仕事が出来ません。30時間程の研修はだいたい3~4日間の日程で集中的に行われます。

データセンターでのセキュリティアテンダント/セキュリティオフィサーの年収

一般的な施設などの警備員の平均年収は約300万円と言われています。データセンターでは仕事内容も異なり24時間体制ということもあるので、残業や夜勤・深夜手当も発生し、一般的な警備員より高いことが多いです。また、外資系のデータセンターでは英語が必須になり、英語が出来る方は英語手当が付くので未経験から始めても年収350万円以上、マネージャーになって年収500万円以上という方もいます。雇用形態も契約社員や正社員なので安心です。

セキュリティアテンダント/セキュリティオフィサーに向いている人物

・責任感のある人:万が一偽の身分証をそのまま通して大事なデータを盗まれたり、サーバーを壊されたり…なんてことは絶対にあってはならないこと。責任感のある人は大前提です。

・コミュニケーション能力のある人:ただ立っているだけの警備員ではありません。クライアントと直接話す機会も多く、また、上司への報告や同僚への情報共有や相談など積極的なコミュニケーションが必要とされます。

・体力のある人:システムへの入力など事務業務があるとはいえ、巡回業務もありますし、24時間体制のデータセンターを守るにはシフト上残業や夜勤などもあります。実際に働いている方もある程度体力には自信のあるという人が多いです。

セキュリティアテンダント/セキュリティオフィサーになるには

データセンターでのセキュリティアテンダント/セキュリティオフィサーの仕事は、実は未経験から始めた人が多いです。警備業の研修の他にも業務に就く前に様々な研修が用意され、未経験から始められる会社が多いです。

まとめ

データセンターという言葉はあまり聞き慣れない方も多いかと思いますが、クラウドサービスの市場拡大を軸にデータセンターの需要は高まり、今後も続くとされています。近年では海外からの外資系データセンターも増えています。こういったことから、データセンターでのセキュリティアテンダント/セキュリティオフィサーの仕事の需要も高まっています。責任のある仕事ですが、大企業のデータや機密情報を守っているというプライドややりがいを感じられます。また、未経験から始められますが、アルバイトではなく契約社員や正社員といった雇用形態で安定した収入を得られるのも魅力です。

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