ホテルスタッフからの転職
訪日観光客の増加や2020年東京オリンピックの影響によるホテル建設ラッシュから一変、コロナウイルスの影響で宿泊業界は大打撃を受けています。
ホテル業界での就業に不安を感じている人も多いのではないでしょうか。今は踏ん張り時ですが、GoToトラベルキャンペーンが再開されたり、コロナウイルスが落ち着いてきたら需要は必ず増えます。現在ホテルで働いている方は、転職をすべきかこのままホテルスタッフとしてのキャリアを積むべきかよく考えてみましょう。
ホテルスタッフが転職を考える理由
コロナだけではない様々な理由で転職を考える方がいらっしゃいます。
1.体力の限界:ホテルでの勤務は立ち仕事がほとんどで、夜勤を含む不規則なシフトのため疲れが溜まりやすいです。年間休日も少なく連休も取りにくいため、30代で体力に限界を感じる人も多いです。
2.給与が低い:仕事量の多さや求められる質に比べ、給与が安いといわれています。ホテルや役職にもよりますが、一般的には高給とは言えない給与であることが多いです。
3.接客が辛い:レベルの高い接客が求められるホテルでの仕事は、お客様の要望に一つ一つ丁寧に対応しなければいけません。理不尽な要望や失礼な態度のお客様の対応が多いのも現実です。
転職のタイミングや年齢
ホテルから他業種へ転職を考えている方は、20代のうちに転職をすることをお勧めします。年齢が上がるにつれ、企業から求められるレベルが高くなり、ホテルでの経験しかない場合は即戦力として高く評価されない傾向にあります。30代、特に後半以降の方はホテル経験を活かせる接客業やホテルでのキャリアを継続することをお勧めします。
ホテルでの経験を活かせるお仕事
転職を考える場合でも、人と接することが好きでホテルの仕事を選らんだ方がほとんどなので、転職先も接客業を選ぶ方が多いです。
・受付:ホテルフロントを経験していた方は、接客の質が高く、面接でも高く評価されることが多いです。また、今までの経験を活かすことができ、土日祝日休みのところが多く夜勤がない規則正しい生活を送ることが出来ます。
・コンシェルジュ:高級マンションのコンシェルジュは一流の接客が求められます。他の接客業をしていた方より、ホテル業界で働いていた方は言葉遣いや所作など一流のマナーが身に付いているので高く評価されます。
・高級ブランドの販売員:高級ホテルでの経験がある方は富裕層のお客様にも物怖じせず品のある接客が出来るので、転職先としてマッチングしやすいです。
・コールセンター:ホテルでの接客でクレーム対応などにも慣れているので、電話対応のコールセンターでも丁寧な対応が評価されます。オペレーターからリーダーやSVへキャリアアップもしやすいです。
・営業:人手不足になりがちな業種で未経験OKの求人も多いです。さらにフロントをされていた方は対面接客や事務処理にも慣れているので入りやすいです。
※ここではホテルでの経験を活かせるお仕事をご紹介しましたが、プログラミングの講座を受講したり、宅建を取得したりして、全く違う業種への転職を成功させた方もいらっしゃいます。
まとめ
現在ホテルで働いている方は、コロナウイルスの影響によりGoToトラベルキャンペーンやオリンピックの開催有無などに左右され、転職すべきかどうか悩んでいらっしゃる方が多いと思います。
ホテルでの仕事はお客様から感謝されることも多く、華やかでやりがいがあるのも事実です。今後コロナウイルスが落ち着いた際には必ず戻る需要も考え、ホテルでのキャリアを継続していくか、他業種へ転職するか、タイミングや年齢なども考えてご自身のキャリアを考える参考になればと思います。